seabook report 13
〜心〜
80年後の夢
ある大学で若者に混じって一人のご年配の方が勉強をしています。
村川信勝さん
大正2年12月生まれ。現在99歳。
平成19年から、桃山学院大学で社会人聴講生として在籍している。
教室で背筋をピンと伸ばし、若者を圧倒する熱心さで授業に耳を傾けている
授業が終わるまでの90分間、姿勢を崩さず担当教員を見つめ続ける
授業用のノートのほかに、家には清書用のノートがある。
「分からない言葉は当て字で書いておいて、家で清書しながら調べる」
村川さんが今、気になるのは、机を並べる若い学生が授業で質問せず、おとなしいこと
なぜ今になって勉強しているのか?
「勉強したい」という思いは、少年のころから抱き続けていた。
しかし、尋常小学校を卒業後、すぐに働きに出ざるを得なかった。「中学に上がって勉強したい」という願いは、家計が許さなかった。
小学4年の時に関東大震災に遭い、自宅が焼けた。家は裕福ではなく、高校や大学に通う余裕はなかったという。
戦争を体験
自身の戦争体験を振り返り、「なぜあの戦争は起きたのか。
今からでも学問をやりたい」との思いが募った。そんな時、桃山学院大が聴講生を募集していると知り、 2007年秋から受講を開始
「なんで自分が生き残れたのか分からない」。そう思うほど壮絶だった。
帰国後は、紳士服の縫製工場で勤め、退職後も技術指導などを続けていたが85歳でリタイア。93歳のときに同大学の聴講生になり、子供の頃からの「勉強したい」という夢を、ついに実現させた。
大学では、国際政治史や国際法の講義を受講しており、週に2回、電車やバスを乗り継いで、片道2時間近くかけて通っている。
在学中に肺炎で入院した。
「家で3べんも血を吐いて、ふうっと気が遠くなった。もう寿命か」と覚悟したとも。
12月に100歳になる。「みなが『もうすぐ100や、頑張れ』いうもんやから…。頑張らなしゃあない」。
「103でも、105になっても聴講生は続けたい。世の中にはいろんな知らないことがあるもんな」
何かを知りたいという気持ちに年齢は関係ないんですね。
〜体〜
健康は大事!
とわかってはいてもなかなか健康に気をつけることができずに日々を過ごしてしまいますよね。
最近は管理栄養士が考えた低カロリーで健康的な食事が食べられるカフェやレストラン、社員食堂、中食デリ、スイーツが話題になりましたが、近年は食事だけに限らずカウンセリングやセミナーなどの健康増進プログラムを提供するマンションなども登場しています。
現代人は健康的な食事の理想像を頭では理解していても、忙しさに流されてなかなか実践しにくいものです。そうしたことから、健康増進するための環境づくりを企業がサポートする時代になりつつあります。
2月24日、大阪最大のビジネスエリア、ショッピングエリアであり、交通利便性の高い阪急梅田駅に、健康カフェ「root café」がオープンしました。
「root cafe」のコンセプトは、「ココロとカラダをroot(根っこ)から見つめ直し整える」こと。様々なシーンでの飲食が楽しめるだけでなく、話題のスーパーフードや低カロリーなスイーツの販売、健康づくりに役立つワークショップの開催など、健康情報の発信拠点となっています。
VEGEスムージーは、気になるキーワードと、好みのスーパーフードの組み合わせから、カスタムメイドでオーダーできます。
野菜や果物をたっぷり使用した「VEGEスムージー」(600円)は、カスタムメイドでオーダーするスタイル。「バランス」「チャージ」「アンチストレス」「ウェイト」など、今の自分自身の調子で気になる状態から、20種類のオススメの食材を選び、さらに15種類のスーパーフードからセレクトできます。
ガイドも、バナナ・りんご・パイナップル、ケール、抹茶をベースに、スーパーフードのゴジベリー(クコの実)をプラスしたグリーンスムージをいただきました。まずは「今の自分」と向き合う習慣作りをするには、とても楽しいアプローチだと思いました。
アルコールは漢方の薬酒も揃い、スキレットで焼いたパンケーキの「ダッチベイビー」や、「チアシード入りドーナッツ」、ベジタブルポタージュ梅田で働く人たちの通勤途中や、ショッピングや映画を楽しむ合間など、朝から夜までいろいろな食事シーンやブレイクタイムにも楽しめます。
店内には、体温計や血圧計、肌水分チェッカーなどの健康機具を使うことができます。
店内では、血圧計や体温計、ヘモグロビン測定器、肌水分チェッカーなどが用意され、自由に健康状態をチェックできます。
またアロマテラピー、ヨーグルト、栄養バランスなど、「食と健康」をキーワードに様々な企業とコラボレーションしたワークショップ(参加費/500円~ドリンク・スイーツ付き)も随時開催されています。
便利なロケーションのカフェで美味しく食事をしながら、今の自分の体が求めているものは何か、また栄養バランスや、減塩、カロリーコントロールなど、日々の健康管理に意識を向けるきっかけ作りに役立ちそうです。
もちろん管理栄養士さんが考えたごはんもあります。
健康の為にカフェに行くっていいですね。
楽しく美味しく健康に
■root cafe
所在地 阪急三番街南館1階 阪急梅田駅 「BIG MAN」下
大阪市北区芝1-1-3
営業時間 7:00~23:00(ラストオーダー 22:30)
定休日 不定休(阪急三番街の休日に準じる)
〜技〜
〜教養シリーズまとめ〜
結局、教養ってなんだろう?
色んな人に聞いてみよう。
「世の中で一番みじめなことは、人間として教養のないことです」
ドラッカー(マネジメントの発明者)
「マネジメントとはリベラル・アーツ(教養)である」
アントン・チェーホフ(小説家)
『教養ある人間は、他の人格を尊重し、したがって
つねに寛大で柔和で腰が低いものである』
ロバート・フロスト(アメリカの詩人)
『教養とは、気分を害さず、また自信も失わずに、
あらゆることに耳を傾ける能力のことである』
フランソワーズ・サガン(フランスの小説家、脚本家)
『教養はジャムのようなもの。少なければ少ないほど、人ってそれをひけらかすのよ』
マシュー・アーノルド (イギリスの詩人・随想家)
『教養は「世界で言われ、考えられた最上のことを知る」ことである』
アルバート・アインシュタイン(物理学者)
『教養とは、学校で学んだことをすべて忘れたあとに残るもののことです』
決められた通りに学ぶと決められた答えしか出せなくなる。
あなたにとって教養とは何ですか?
〜情〜
・【5月3日 AFP】国際科学研究チームは2日、生命体が発見される可能性がこれまでで最も高い、地球に似た太陽系外惑星3つを発見したと発表した。
英科学誌ネイチャーに掲載された論文によると、この3惑星は地球からわずか39光年離れた超低温の矮星を周回しており、その大きさと温度は地球や金星に匹敵するとみられるという。
宇宙人に会える日も近いかな?
・今秋の発売が見込まれるiPhone7について、Appleのティム・クックCEOが「革新的な進化」をとげ、「誰もが買い替えたくなるiPhone」になると予告しました。Appleのトップが未発表製品に関してコメントするのは極めて異例のことです。その背景には、販売低迷への懸念と革新性についての批判をかわす意図がある模様です。
クック氏はさらに「次期iPhoneなしには生きられなくなるような、想像もつかないような機能」が準備中で、それは「後から振り返った時に『これなしでどう生きていたんだ?』と思うようなもの」だと語っています。
発表前に会見を開いて話すなんて異例ですね。どんなiPhoneになるのかワクワクしますね。
人工知能の診断支援システムを開発した自治医大。受付にペッパーが設置される日は近い
医療の世界もペッパー君が対応するようになるかも
・自分の食べている物が、どこでできたものなのかを確かめたい
そんな希望を叶えるべく、ペンシルバニア州のトプキンス夫妻が始めたビジネス「レント・ザ・チキン」が話題になっている。
夫妻が提供しているのは「メスの鶏」のレンタルサービスだ。2羽もしくは4羽の鶏と小屋、エサ、エサと水の容器といった設備がセットになっており、エサの配達も行う。顧客は「産みたての卵」を食べられるだけでなく、鶏を育てているうちに食べ物に対する意識も変わっていくのだという。
同社はフランチャイズ制をとっており、現在は米国で20都市以上、国境を越えたカナダでも7都市でビジネスを展開するほどまでに成長している。顧客は2羽もしくは4羽の鶏を借りて、6ヵ月間のレンタル期間が終わったときに返却するか購入するかを選ぶことができる。
ありそうでなかったサービスですね。
面白いです。